”ぬめり成分”の効果


近年、高い健康効果を与えてくれるとして注目を集めているフコイダンという成分をご存知でしょうか。
これは、昆布やもずくなどの海藻類に多く含まれている成分で、海藻類独特のヌメリ成分の中に多く存在しています。

もともと海藻にはミネラルやビタミン、カルシウムなど私たちの健康に欠かせない重要な成分が豊富に存在していることが知られています。
そして近年新たに、アルギン酸という物質がコレステロールが身体に吸収されるのを防いだり、ラミニンという物質には血圧を下げる効果があるということが判明しました。
さらにヌメリ成分の中のフコイダンは乾燥重量の約4%前後という豊富な量を保持しており、これががんに対して増殖を抑制する効果を持つことが分かったのです。
副作用の全くない抗がん剤などと呼ばれることもあるほどで、画期的な作用が期待されているのです。

本来、がんの進行を抑える抗がん剤は高い効果を発揮してくれる一方、身体の他の細胞まで攻撃してしまうため様々な副作用が現れるのが難点でした。
この点、フコイダンは体内の細胞の働きや免疫力などを強化し、がん細胞に対してのみ作用して細胞を死滅させていく効果があります

さらに新生血管抑制作用という働きも持っており、がん細胞が自分に栄養を補給するために体内で勝手に新しい血管を作ることを防ぐ作用もあるのです。
がん細胞は非常にハイスピードで増殖を繰り返していく異常細胞であるため、その活発な活動を賄うために多くのエネルギーを必要とします。
がんに罹患している患者はどんどんやせ細っていくイメージがありますが、これは抗がん剤の副作用による食欲不振などの他に、しっかり食事をしていても摂取したエネルギーをどんどんがん細胞に横取りされてしまうことも原因の一つなのです。
がん細胞が栄養を自分に吸収する際、既存のものとは別に独自の血管を作り出して勝手に栄養を摂取していきます。
ここで活躍するのがフコイダンであり、がん細胞が新しい血管を勝手に作れないように阻害する作用があるのです。
血管が作れないとがん細胞には十分な栄養が行き渡らなくなり、増殖はおろか現在の状態すら維持できなくなって自然と壊死していってしまうと考えられています。

このように、フコイダンにはがんに対して様々な高い効果があります。
もちろん海藻類さえ摂取していればがんにならないという訳ではありませんが、予防や対策として自然由来の食物から効果を得られるというのは大きな魅力だと言えます。