栄養素も豊富なフコイダン


今やサプリメントなどの市場で目にすることの多いフコイダンは、コンブやワカメ、モズク、メカブといった褐藻類にあるヌルヌル成分の中に含まれる多糖類のことを指します。
昔から海藻類にはカルシウムやヨウ素、ミネラルやビタミンといった栄養素が多く含まれていて、低カロリーで健康に良い、髪の毛が生えてくるといった民間的な療法にも役立つことで知られています。
そうした海藻類のヌルヌルとした部分には、日光によって乾燥するのを防いだり、海流によって岩礁に当たっても傷が付かないように守るバリアの役割を持っています。

また、万が一にも傷が付いてもすぐに再生できるような細胞を活性化させる働きを持つのですが、このヌルヌルの部分に含まれるのがフコイダンと呼ばれる成分なのです。
構造としてはフコースと呼ばれる糖に硫酸基が結合し、さらに数多くのものが連結したものの総称をフコイダンと呼びますが、現状ではどこまでを名称としているかは明確化されていません。
そのため、多糖対全体を総称して呼ぶことが基本で、サプリメントなどに利用されているのはこの成分をまとめてひとつにしているものとなっています。細かく分類されたフコースはがん細胞に有効で、初期のがんではなく、転移や再発した進行性のがんで治療の手立てがなく、余命宣告を受けた患者の腫瘍マーカーが正常に戻るといった事例があります。
元は海藻類の表面を守るために存在したヌメリ成分ですが、傷や乾燥を防いで細胞を活性化させる働きを持つことから、がん細胞に対する抵抗力が強いと考えられているのです。
また、ピロリ菌や潰瘍、アレルギーに炎症といった症状を抑える働きがあるといった研究も進み、現在では人間の免疫力を向上させて病気を防ぐ働きを有しているとされています。
免疫力は人間の身体に備わっているもので、がん細胞などを見つけると自動的に攻撃して排除する機能となっています。
しかし、免疫力が低下すると十分な攻撃が行えず、がん細胞の成長を促してしまうなど問題が発生するため、がんの予防や治療には免疫力を高めることが重要となってきます。
メカニズムはまだ解明されていませんが、フコイダンは免疫力を高めることでがん細胞を攻撃し、予防や治療に役立つことが研究結果で分かっています。
毎日の摂取で血液検査などを行うとLDHや腫瘍マーカーなどの数値が1週間~1ヶ月の検査でも確実に変化していることが見て取れるため、がん細胞に対する有効性という意味でも大きな意味を持っていることは明らかです。