古くから薬効果があるフコイダン


海藻は古くから薬理効果があることで知られていて、日本でも平安時代の本草和名に薬効について触れられています。
そうした中最近注目されているのがフコイダンで、1913年にスウェーデンの大学教授がコンブのヌメリ成分のひとつとして発見しました。
コンブやワカメ、モズクなどの褐藻類だけに含まれるフコイダンには、抗ガン作用の効能が期待できます。
ただ実験動物を使った基礎研究がメインで、人間に対する臨床研究はほとんど発表されていません。

フコイダンは今でも国立大学や一般企業の研究機関などで研究が続けられていて、2002年に九州大学大学院の教授が低分子フコイダンの研究をはじめました。
低分子フコイダンは、初期のガンではなく転移や再発した進行ガンに対しても効果が期待できるとされています。
実際、余命宣告を受けた患者が低分子フコイダンを飲んだところ、4cmもあった腫瘍がなくなるなど、想像を超える検査結果が出ています。
分子サイズを小さくし、濃縮した液体が低分子フコイダンで、将来的にガンの治療薬になるかもしれません。

トンガ産のモズクから有機酸を用いて抽出したフコイダンを脱塩し、特殊な酵素により20万から80万の分子量を500以下まで低分子化すると低分子フコイダンができます。
安全についても確認済みで、遺伝毒性試験により安全性は確認されていて、遺伝子突然変異誘発性はないという結果が出ています。
マウスでの急性毒性試験でも異常はないことから、低分子フコイダンは人体に用いても安全です。
摂取するとガン腫瘍が小さくなるのは、含まれている多糖体が菌類の細胞壁の成分と似ているからで、免疫細胞が病原菌と勘違いして活性化するのではと考えられています。
低分子フコイダンはガンに対する効能だけでなく、ピロリ菌や潰瘍、アレルギーや炎症などの症状を抑えることが可能です。